湯山動物病院
札幌市東区北31条東16丁目4-1
TEL : 011-785-9756
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前のホームページでもあったこの項目は、PCが壊れてから更新ができなくなっていました。それでも、見てくれている方も多いようで、時々遠くにお住まいの方から問い合わせがあったり、外国に赴任されている方が参考にして下さったりと、皆さんの役に立つこともあるようで、嬉しいことです。
せっかく書いたものですし、今でも参考にしていただいている方がいらっしゃるので、旧バージョンを残しながら少しずつ書き換えていきたいと思っています。
各疾患の一般論は、他のサイト等に数多く記されていますので、詳しくは書きません。
ここに書くのは、あくまで「個人的な意見」ですので、その点をご留意の上お読み願います。
消化器疾患は下痢、嘔吐に代表されるようにわかりやすい症状です。日常診察の中で治療をする機会がとても多い分野です。当院では病名、疾患名を特定するケースはさほど多くないのですが、いくつか書いてみたいと思います。
いわゆる「おなかをこわした」。何か変なものを食べたんだろうか?と皆さん考えるようですが、「原因不明」のことの方が多いです。
日常の診療で最も診る機会の多い病気です。原因はわからないことが多い。嘔吐物や下痢便に血が混じっていると心配になりますよね。でも、ヒトに比べて動物は何回か嘔吐や下痢をするとすぐに粘膜から出血しやすいので、ヒトの感覚ほど心配しなくていい場合がほとんどです。
嘔吐、下痢があると食事や水を控えた方がいいように思われますが、特別な場合を除き、その必要はないと思います。ただし、与えるものは消化のいいものにしてください。
一時的な不調ですぐに回復してくれれば問題ありませんが、時に重篤な病気が隠れていることがありますので、状態は注意して心配なときは受診しましょう。
慢性の炎症を伴う腸の疾患を指します。一般の方にはさほどなじみのない言葉かと思います。小動物獣医師の間では、よく聞く疾患で、診断法、治療法など学会や講演会で話題になることが多い疾患です。
実はこの病気の診断をつけたことありません。症状と経過から、炎症性腸疾患かなと思うことは時々あります。確定診断には組織検査が必要ですが、そのためには全身麻酔が必要になります。動物に危険や負担を強いることになるので、先ずは「診断的治療」を行います。大半はそこで症状が治まるのでその先に進まなくて済んでます。
ただ、もし治らない場合は、経過が長くなると少しずつ衰弱していくので、麻酔掛けてでもしっかり確定診断しないとならない。検査と治療の兼ね合いが難しい病気だと思っています。
腸の中のリンパ管と呼ばれる管が過剰にひろがってしまう。その結果、タンパクや脂肪分が便に漏れ出てしまい、体重減少、低たんぱく血症などを引き起こす。
実はこの病気も確定診断したことありません。でも、症状、検査結果からまず間違えないだろうというワンちゃんは何頭か経験しています。下痢になることが多いと言われていますが、意外と下痢をしない仔もいました。
その場合、食欲も元気もあり、いいウンチをしているので、飼い主さんが異常に気がつくのが遅くなります。治療に反応が悪いこともあり、やっかいな病気です。
動物の消化器官はヒトと同じで、口、食道、胃、小腸、大腸、肛門と続きます。口から食べたものは順番に流れてゆき、その過程で消化、吸収を行い不要なものは便として排泄されます。途中、器官は変わるものの基本的には「管」の中を流れていきます。この流れが腸でせき止められることがあります。これが腸閉塞です。
年に何例かは遭遇するトラブルです。「吐く」という訴えで来院された動物は大多数は胃炎などですが、常に腸閉塞は注意しなければなりません。なぜなら、腸閉塞は手術しなければ治らないケースが多いからです。さらに、腸閉塞は閉塞が解除されるまでとてもつらい。腸閉塞はなるべく早く診断を確定してしかるべく治療を行わなければならないトラブルです。
何が腸を閉塞させるのか?圧倒的に多いのは、食べてしまった異物。スーパーボール、ぬいぐるみ、木の実、桃の種・・今までいろいろなものがおなかの中から出てきました。中には、飼い主さんも「見たことがない」物を知らないうちに食べていたこともあります。また、食べてすぐ閉塞するとは限りません。異物を食べても、胃の中にあるうちは意外と症状が出ないで元気に普通に生活しています。ある時、その物が腸に流れてゆき閉塞して症状が現れる。そんなことを何回か経験しています。また、毛玉であったり、便であったりいろんな物が原因になり得ます。さらに、腫瘍が腸閉塞の原因となることもあります。他に、腸重積という病態もあります。
普段はエサ以外食べないという動物でも油断はできません。吐いて元気がないときは、動物病院で診てもらいましょう。
動物もヒトと同じで、食べたものを消化し必要な栄養分は腸から体内に吸収します。不要な残渣は便として身体の外に排出されます。この排便が正常通りに行われず、腸の中に過剰に便が蓄積している状態が便秘です。
ネコに多いトラブルです。一度なると繰り返すことが多い。毎日の生活管理が大切です。また、基礎疾患が悪化の要因にもなるので、血液検査、レントゲン等で全身状態のチェックも必至です。症状がはっきりしない子もいて、特にその場合には、かなり重篤な状況になってから飼い主さんが気づくこともあります。動物の排便の状況は常に気を配ってあげて下さい。
循環器の異常、特に心臓の異常は犬猫でも多く、健康な生活、時には生命に密接な関わりがあるのでとても重要です。また、慢性疾患が多いので、長期的な管理も大切です。
心臓の4つの部屋の中で、左心房と左心室の間にある弁が僧帽弁です。この弁がしっかり閉じなくなる病気です。犬、特に小型犬に多い。
「根治」が難しい病気なので「管理」が目的になります。心臓のトラブルなので、悪化すると「苦しい」。なるべく悪化しないように、苦しくないように管理したいものです。
投薬が治療の中心となります。薬の種類、病気の特質によっては薬を長く続けない方がいい場合や、続けるとしてもなるべく少なくした方がいい場合がありますが、この病気に関しては、調子が良くてもしっかり薬をつづけてあげることが大切です。
ホルモンは通常、身体がいろいろな状況を判断して、必要なときに必要な量を分泌します。その調整能力を超えて過剰に分泌される、あるいは機能が低下して必要なホルモンが分泌されない、といったトラブルが生じることがあります。
甲状腺ホルモンが過剰に産生される病気です。老齢のネコに多い。
甲状腺ホルモンが不足する病気です。犬、特に大型犬に多い。
甲状腺機能低下症は症状がはっきりしないことに加えて、症状が「老化」とかぶるので、飼い主さんも獣医師も気がつくのが遅れることが多い。また、甲状腺ホルモンが足りないことが、甲状腺機能が低下しているから足りないのが、身体が必要としていないから足りなくてもいいのか、判断が難しいことがあります。
加えて、推奨されている薬用量は多すぎると思う。検査結果は参考にしますが、あくまで動物の状況をしっかり見極めながら、治療を進めていかなければならない。さじ加減に気を使う治療です。
腎臓のすぐ横に副腎という小さな臓器があります。この副腎の皮質という部分から分泌されるホルモンが副腎皮質ホルモン、この副腎皮質ホルモンが過剰に分泌される病気です。
他のホルモンの病気と同様、診断、治療ともに神経を使う病気です。まず、診断が難しい。白黒はっきりしないグレーゾーンのことが多々あります。さらに治療管理が難しい。副腎皮質ホルモンはストレスがかかった時に分泌されるホルモンなので、動物が生きていくのには必ず必要な重要なホルモンです。このホルモンは多すぎても問題ですが、足りないのも問題です。その辺りの調整にはとても気を使います。他のホルモンの異常と同じですが、「治療しすぎない。」ことにも注意を払いながら治療管理を進めていきます。
副腎皮質ホルモンが十分に分泌されない病気です。
上記の副腎皮質機能亢進症よりは発生頻度は低い。
そんなに数多く遭遇する病気ではないので、感じが掴めませんが、他のホルモンのトラブルに比べたら、「しっかり」治療をしないとならないと思う。副腎皮質ホルモンはストレスと関連が深いホルモンなので、これが足りないと重篤な状況に陥る心配がある。
急にぐったりした犬で、この病気が疑われる症例が時々ありますが、急性期から回復すると飼い主さんがそれで満足してしまい、確定診断のための検査を受けてくれないことが多い。急変があり得る怖い病気なので、疑わしいときはしっかり検査を受けた方がいいと思う。
ヒトと同じで動物も「お肌の悩み」は尽きません。身体中に毛が生えている、自分で掻いたり舐めたりして悪化させてしまうなど、ヒトとは異なる部分もあります。
とても診る機会が多い。スッキリ治らないことも多い、繰り返すことも多い。難しい病気の一つだと思っています。
外耳も皮膚の一部です。皮膚が弱い子は耳も悪い子が多い。体質的な部分もあるのでなかなかスッキリ治らない。動物も飼い主さんも獣医師も大変な診療です。もちろん治るものなら治したい。しかし、あまり何回も繰り返しその都度大変な治療になるようであれば、完治を目指さないでソコソコの状態を維持することに治療目標を下げて管理することも一案かと思います。
ヒトのお子さんでも多くの方が苦労されていると思います。動物でも同じです。特にワンちゃんに多い。「アトピー性皮膚炎」もアレルギー性皮膚炎の中に含まれます。
耳、顔、手足の先端などによく症状が現れます。アレルギー性皮膚炎に細菌感染が伴うこともあり、診断、治療が多岐に渡ることも少なくありません。症状のコントロールが難しい仔もいます。痒みを抑えるのにはステロイド剤がよく効くのですが、あまり多く長くは飲ませたくない。なるべく少ない治療で痒みを少なく維持することが目標です。
最近、新しい「痒み止め」のお薬が発売されました。ステロイド剤に比べると、副作用の面では安心して使えますが費用はやや高くなります。動物の状態、飼主さんのご希望を考慮しながら処方させていただきます。
皮膚は動物の表面を覆う組織です。イボがあると目に付きやすいし、動物を触っている時に気づくこともあります。
まず、診断。心配なのは「悪性腫瘍かどうか?」ですよね。これは、手術でイボを切除して病理組織検査をしないと診断ができません。
次に悩むのは「手術すべきかどうか?」これもケースバイケースです。
判断材料としては、
イボがどの場所にあるか、日常生活でじゃまにならないか?
動物自身がイボを気にしているか?触ると痛がらないか?
動物の全身状態(年齢、慢性疾患がないか、など)
手術を行う側としては、顔と四肢にできたものは大きくなってしまうと手術操作がしにくい、あるいは手術自体ができないことがあるので、早めに切除を考えていただいた方がいいかと思う。
近年、衛生面の改善、予防医療の進歩、飼い主さんの意識の向上などのおかげで、寄生虫疾患を診る機会は減ってきました。でも、まだ寄生虫はいます。
腸内に寄生する虫。子犬、子猫のウンチに混じって出てくることがあります。検便の中で最もお目にかかることが多いのがこの「回虫卵」です。
ほとんどの場合、虫下しで落とせますが、ときどき感染を繰り返す仔がいます。その場合は、全身状態にも注意が必要です。特にネコちゃんの場合は、ネコエイズウイルスFIV、ネコ白血病ウイルスFeLVの感染がないか血液検査で確認するといいと思います。
ノミが媒介する腸内に寄生する虫。最近まで札幌では滅多に見なかったが、この2〜3年、ネコの条虫を目にする機会が何回かあった。気温の上昇、動物の移動などの影響で今後増えてくるかもしれない。
今後増えそうな気配がする寄生虫です。さほど強い害はないもののいない方がいいですよね。
マンソン裂頭条虫
条虫の仲間で、「長い」。ねずみが媒介する。時々見ます。駆虫薬で駆虫します。
盲腸、結腸に寄生する小さな虫。犬で問題になることが多い。下痢、血便重度の寄生の場合は貧血をおこす。
この寄生虫の特徴としては、再感染が多いことです。虫卵をたくさん産み、その虫卵が土壌中でも数ヶ月は生きるそうです。よって、ワンちゃんの生活する環境中に虫卵が存在した場合、そこから完全に虫卵をなくすことはとても難しい。もし感染してしまったら、ウンチの処理を確実にすること、検便を繰り返し、必要であれば繰り返し駆虫薬を投薬することが重要です。
地域によってこの寄生虫が多い地域、犬種によってこの寄生虫が時々いる犬種があります。周囲の環境にも要注意です。
皮膚、細かく言えば毛包に寄生する虫です。正常な皮膚にも少数います。でも、増えて数が多くなると、皮膚のトラブルになります。
この寄生虫はわからない、難しい。なかなか治り切らない。繰り返す。すっきりしない。投薬も1回だけではなく、数週間は続けていかないとならない。薬が効かなくて諦めてしばらくしたら自然に治ってしまった、なんてことも稀にある。
動物の免疫力や抵抗力が低下したときに発症すると言われていて、確かにその通りだと思います。この寄生虫がいるときは、皮膚の状態だけではなく全身状態にも注意が必要です。
心臓に寄生する虫。蚊に刺されることで感染する。体長15cm位。
蚊に刺されて虫が犬の身体の中に入る時は、顕微鏡で見えるかどうかくらいの大きさしかないのに、半年かけて犬のあちこちを回りながら成長して最後には心臓に居着いてしまう特殊な寄生虫です。寄生場所が心臓なので身体に与えるダメージがとても大きい。さらに治療に危険が伴う。一度寄生を許してしまうと大変やっかいな虫です。
でも幸い予防することができます。内服薬、注射のいずれかの方法で予防します。確実に予防してワンちゃんをフィラリア感染から守ってあげてください。
関節のトラブルも動物にとって珍しいことではありません。完治を目指すか、対症で管理するか、もっと端的に言えば、手術をするかしないかで悩まされるケースも多々あります。
判断のポイントは「痛みがあるかどうか」「日常生活に支障があるかどうか」「放置した場合、将来どのようになると予想されるか」です。
膝の「お皿の小さな骨」が、本来なら中央にあるべきですが、内側もしくは外側に移動してしまう状態です。
小型犬で膝蓋骨が内側に脱臼するケースによく遭遇します。靭帯が切れる(伸びる)時はとても痛いので、痛い方の足をほとんど着かないでピョンピョンと3本足で歩くことが多い。でも、何日かするとほぼ普通に歩いたり走ったりしていることがほとんどです。「脱臼」という言葉の響きと、最初の痛がり方から、ビックリしてしまいますが、大抵の場合は、さほど重篤なトラブルではないと思う。
後肢の付け根、大腿骨と骨盤の接点が股関節ですが、股関節の造りが生まれつき悪いワンちゃんがいます。大型犬に多いトラブルです。一昔前、ゴールデン・レトリバーが流行った時にしばしば診る機会がありました。
大型犬が減ってきて、診察する機会が少なくなりましたが、まだあります。ポイントは痛いかどうかだと思っています。レントゲン上程度が強い股関節形成不全でも意外に普通に元気にしているワンちゃんも多いです。
体重管理は必至ですが、運動制限、鎮痛剤は必要に応じて、手術はどうしても痛がってかわいそうな場合に、でいいかと思います。
股関節は骨盤骨の関節窩と呼ばれる凹みに、大腿骨の骨頭と呼ばれる部分がはまり込んで形成されます。大腿骨の骨頭は普通は表面が滑らかな半円状ですが、この部分が壊死をおこしてガタガタになるのが、大腿骨頭壊死症です。関節の動きがスムースでなくなります。
小型犬に多い。ヨークシャテリアに多い感じがする。生後1年弱くらいの月齢で症状が出ることが多い。ヒトでいうと中学生〜高校生くらい。身体の成長に筋力がついていかない時期ですね。
レントゲン上では結構ひどい関節でも、一時期痛みを抑えてあげて、体重や生活を気をつけてあげれば、生活には支障ないことが多いと思います。
男の子にしかない臓器の病気です。去勢手術をしている場合は、ならないもしくはなりにくい。でも、そのために幼いうちに去勢手術をするのは、個人的には100%賛成はできない。
精巣は2つありますが、どちらか片方が腫瘍になる場合がほとんどです。腫瘍でない方の精巣は萎縮することが多いので、精巣の大きさが左右で違う場合は、腫瘍を疑います。定位置まで降りて来ていない潜在睾丸は腫瘍になる確率が高いと言われています。ネコでは稀です。
近年、「若いうちに去勢手術をしておこう」という風潮が強いため、そんなに頻繁に見ることがなくなりました。でもまだ存在する病気です。
この病気の怖いのは、腫瘍になった精巣から過剰なホルモンが分泌されるケースで、このホルモンによる悪影響が時に致死的になることがあります。特にセルトリ細胞腫という種類の腫瘍の時に怖い。精巣が2個とも定位置、あるいは鼠径部(チンチンの横)にあれば大きさの変化に気づき問題になる前に手術で切除し事なきを得ることが多いのです。しかし、腹腔内(おなかの中)に残っている精巣が腫瘍になると、かなり大きくなるまで気がつかない。そうなると取り返しがつかないほど身体にダメージを受けていることがある。
精巣が定位置に降りて来ていないワンちゃん、とくに腹腔内に精巣が残っている可能性がある子は、5歳くらいまでには手術で取っておいた方がいいと思う。
膀胱の出口の所で尿道を取り囲むように存在するのが前立腺です。精液の成分を作る臓器なのですが、トラブルの元になることもあります。犬に多く、ネコではまれ。去勢手術をしてある子はトラブルになりにくい。
去勢手術をしていない高齢のワンちゃんに多いトラブルです。ヒトの前立腺肥大は「尿が出にくくなる」ことが多いようですが、犬の場合はヒトに比べて尿の通り道は確保されていることが多い気がする。ただ、犬の前立腺疾患は不快感(痛み、違和感?)が強いのではないかと考えています。
前立腺は場所が身体の奥の方にあるので、診断にしても治療にしても難儀です。症状もはっきりしないことがあり、診療が難しい臓器のひとつです。
女の子にしかない臓器の病気です。避妊手術を行えばならないあるいはなりにくい病気です。だからといって最初の発情前に急いで手術を行うのは、個人的には100%賛成できません。
子宮はご存知のとおり胎児を育てるための臓器です。子宮に細菌が入り込み増殖すると膿みが子宮内に溜まりドラブルを起こします。犬でも猫でも発病します。避妊手術を受けた子はなりません。
ネコに比べて犬で治療をする機会が多い病気ですが、ネコの方が避妊手術をしていない子が少ないからだと思う。正確に統計取ったわけでありませんが、避妊手術をしていないネコは犬よりもこの病気になりやすいと感じています。
症状で意外と多いのが「下痢」。下痢だとどうしてもお腹を壊した方に目がいってしまい子宮の病気を忘れがちです。避妊手術を受けていない女の子が下痢をしたら要注意。
あと、生理が安定していない子もなりやすい病気です。
治療の第一選択は手術です。注射や飲み薬での治療を希望される方も多いのですが、スッキリ治らないことがほとんどです。状況が許せば手術した方がいいと思います。
犬、猫とも胸からおなかにかけて片側4〜5個の乳首がありその深部に乳腺があります。その乳腺に発生する腫瘍です。犬で50%、猫では80%が悪性と言われています。